臨床工学技士になるには
臨床工学技士は、1987年に制定されました比較的新しい資格です。
臨床工学技士になるには定められた学校を卒業し国家試験を受ける必要があります。
臨床工学技士免許取得の方法
臨床工学技士を養成する大学・短期大学・専門学校で、厚生労働大臣の指定する科目を修得し、その後国家試験を受験して、合格すると臨床工学技士の免許を取得することができます。
臨床工学技士の国家試験
試験は毎年3月にあり、マークシート形式の選択問題が180問出ます。
試験時間は午前・午後各90問をそれぞれ2時間30分で回答します。
合格ラインは正解が6割以上といわれ、例年80%台の合格率です。
試験問題は、臨床工学技士の養成校で習った範囲から出ます。
各種認定資格制度
国家資格を取得した臨床工学技士は、関連学会が独自に行っている学会認定資格を取得することができます。
これらの資格を取得することで、より高度で専門性の高い業務に従事できる可能性が高まります。
- 透析技術認定士
- 体外循環技術認定士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 臨床ME専門認定士
- 臨床高気圧酸素治療技師
- 日本アフェレシス学会認定技士
臨床工学技士の就職先
臨床工学技士の就職先には、
- 病院、クリニックなど医療機関
- 医療機器メーカー
医療機関では、人工透析関連の仕事が多いようですが、大病院なら様々な仕事があります。
医療機器メーカーへの就職・転職においては、臨床工学技士の資格を持っていると有利になることもあるようです。